【詳細】原付免許を取得するまで*持ち物や当日の流れなど
身分証明書としての免許は欲しいけど車に乗る予定ないし、そもそも高い!という人、多いのではないでしょうか。
公共交通機関が発達している所に住んでいて、かつ仕事で車に乗る可能性がない、一生ペーパードライバーかもしれない!そんな人は20万以上という高額な料金と長い時間をかけて普通免許を取る必要があるのでしょうか。
私は必要ないと思い、原付免許を取ることにしました。
ここでは原付免許を取得するまでの流れを書いていきます。
原付免許試験について(東京都の場合)
各都道府県ごとに行われています。ここでは例として、東京都に住んでいる場合の解説をしていきます。
受験資格
- 16歳以上の方。
- 住所が東京都の方。
- 視力が両眼で0.5以上であること。一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.5以上であること。
過去に取消処分等(初心取消を除く)を受けた方は、受験前1年以内に取消処分者講習を受講し、かつ、欠格期間経過後でなければ受験できません。
受験場所
受験日
平日のみ
(平日とは、月曜日から金曜日までの日で、祝日、休日、年末年始を除きます。なお、年末年始とは、12月29日から1月3日となります。)出典:原付免許試験 警視庁
学科試験について
試験時間:30分
合格基準:9割(50点中45点以上)
問題数:46問+イラスト問題2問(イラスト問題1つあたり質問3つ、3問とも正解で点数)
問題形式:正誤問題
用紙形式:マークシート式(鉛筆の持参は必要なし)
学科試験の合格率
ネットには55%程度と書いてありました。ソースはわかりません。
私が受けたときは、26人中13人合格でした。正誤問題だから、国語の問題だからと油断せずに勉強した方がいいです。
学科試験の勉強方法
私の勉強方法です。
- アプリで解きまくる
- 実戦形式も紙媒体で何回か解く
- わからない単語(道路標示と道路標識、追い抜きと追い越しなど)が出てきたらググる
以上です。
使ったアプリは『原付免許試験問題集』です。広告が出てきますが。出る前に予告してくれる良心的なアプリです。これ1つで十分でした。オフラインでも使えて便利でした。
使った紙媒体の問題集は原付免許(ズバッと本試験)型問題集です。(Amazonリンク、楽天市場での検索結果はこちら)
48問1ページになっていて、全10回分あります。覚えるべきポイントも書いてあるのでわかりやすかったです。(安かったし満足)
どれがよかったのかわからないけど一発合格できたよ!
原付免許取得の流れ
教習所に行く前に用意するもの(持ち物)
原付免許を取るために必要なもの、持っていくべきものは以下の4つだけです。
- 住民票の写し
- 申請用写真
- 本人確認書類
- お金
詳しく解説します。
住民票の写し
- マイナンバー記載:なし
- 本籍記載:あり
この2つを満たしたものを用意します。
もちろん区役所や区民センターといった役所の窓口でも取れますが、もしマイナンバーカードを持っていればコンビニのマルチプリンターで取得できます。(https://www.lg-waps.go.jp/01-00.html)
しかも200円で窓口で取るより安い!
コンビニ交付ではマイナンバーは記載されないですが、本籍は記載の有無を聞かれます。必ず本籍の記載ありを選択しましょう。
続柄の記載有無も聞かれますが、これはどちらでも良いと思います。私は記載ありにしましたが何も言われませんでしたし、公式ホームページにも何も書いてないと思います。
申請用写真
これは免許試験申請書に貼り付けるものなので、免許証には載りません。免許証用の写真は試験合格後に撮ります。
縦3cm×横2.4cmの写真を1枚用意します。スピード写真で十分です。
万が一忘れても、教習所の前にスピード写真機があります。
私はパソコン上に残っていた就活用写真を写真用紙に印刷しました。といってもサイズが違うので、このサイトを参考にしながらMicroSoftのWordで 3cm×2.4cm の写真を作りました。写真用の紙を使ったのでOKでした。
写真専用紙で印刷していないものはNGとあります。(各種申請用写真のご案内)
写真は事前に 3cm×2.4cm にカットしておきましょう。もしカットしていなかったら受付の横にはさみ1つとレバー押すだけでその大きさに切れるものがある(府中運転免許試験場)ので支障はないですが、時間がかかるかもしれません。
本人確認書類
- 健康保険証、マイナンバーカード(個人番号カード)、住民基本台帳カード、旅券(パスポート)、在留カード、特別永住者証明書
- 官公庁が法令の規定により交付した免許証、許可証又は資格証明書等の書類
- 官公庁がその職員に対して発行した身分を証明するに足りる文書
- 学生証、社員証等身分を証明するに足りるもの
学生証でもOKです。
お金
- 学科試験の試験料 1,500円
- 免許証交付料 2,050円
- 原付講習料 4,500円
まず学科試験の受験料を支払い、合格後に交付料と講習料を同時に支払いました。
もし学科試験に落ちれば再受験となりますが、もちろん受験のたびに受験料がかかります。
教習所での流れ
府中運転免許試験場で2019年3月某日に原付免許を取得しました。その時の流れを詳しく書いていきます。
他の試験場、または他の日では様子が違うと思うので参考程度にしてください。
試験場に着いたら~適性試験まで
- その辺に立っている案内の人から2枚の書類を受け取る
- 沢山並んでる人たちがいるけどそこは後(3,4)
- 書類は普通免許とかと共通
- 記入する
- ここで持ってきた写真を貼る(のりは持ってこなくて大丈夫)
- 試験料を支払いに行く
- 少し並ぶ
- 適性検査を受ける
- 簡単な視力検査
学科試験を受けるためには適性試験(=視力検査)を受ける必要があります。その受付時間は以下の通りです。
受付時間 学科試験を受ける方
午前
適性試験受付:午前8時30分から午前9時05分まで
学科試験受付:午前8時30分から午前9時15分まで午後
適性試験受付:午前9時30分から午前11時30分まで
学科試験受付:午前9時30分から午前11時40分まで
この適性試験受付をする前に、書類の記入と試験料の支払いを済ませる必要があります。
3月という免許シーズンだったからか、試験料の支払いと適性試験受験のために結構並びました。具体的には15分くらいだけど、適性試験の列に並んでいる途中に9時5分までですよーというアナウンスがあり、かなり焦りました。視力検査終わった時には9時を少し過ぎていたのでぎりぎり・・・。こんなことにならないようにね。
学科試験受付
適性試験が終わりチェックを受けると、学科試験受付のために3階へと言われます。
3階に上がると窓口に長い列ができていました。しかし、原付免許の窓口はその横の全然並んでいない窓口でした。
長い列ができていたのは普通免許でした・・・
窓口で提出・提示するもの
- 本人確認書類
- 1階で記入した書類
- 住民票の写し
学科試験の受付は9時15分までです。普通免許の方に間違えて並ぶなんていう時間ロスをしなければ大丈夫でしょう。
(私は間違えて時間ロスしたけどぎりぎり間に合いました)
この時受験番号が発行されます
学科試験
教室に入ったら、鉛筆と消しゴムを1つづつ取って、自分の受験番号の席に座ります。
あとは普通の試験です。
試験時間30分の原付免許と試験時間50分のその他(仮免など)の試験を同時に行います。
原付免許の試験が終わり次第教室を出ます。
注意事項
- スマホの電源は切る
- 試験中はカンニング防止のため妨害電波が飛んでいるので電池の減りが速くなるらしい
- 鉛筆と消しゴムは備え付けのもの(教室に入った時に受け取ったもの)を使用
- 持参の鉛筆・消しゴムは使用不可
- 途中退出OK
机の上に出しておいて良い物として、(広告などの文字がない)ティッシュがあります。花粉症の季節ですから・・・。試験官に聞いたらOKが出ました。もし持ち込みするときは試験官に聞きましょう。
試験終了後は教室を出て、暗証番号カードを機械で作成しておきます。
写真用のお化粧直しとかしたい場合はこの時間に行います。
学科試験合格発表~免許証交付、解散まで
試験時間50分のその他(仮免など)の試験が終わり次第、教室に原付受験者全員が戻ります。
ここからノンストップで免許証交付まで行われました。
- 教室で合格発表
- 合格者のみ教室で説明を受ける
- 講習料と交付料を支払う
- 免許証用写真を撮る
- 別の教室で軽く説明を受ける
- ヘルメットとプロテクターを身に着けて教室を出る
- 外へ行き、バイクの練習場へ行く
- バイクの練習をする
- 教室に戻り、座学を受ける
- 交付用の部屋に行き、免許証を受け取る
- 機械で間違いがないか確認して終了・解散
詳しく書いていきます。
1.教室で合格発表
50分間のその他の試験が終わったら入れ違いに教室に入り、合格発表を見ます。
試験を受けた席に座り、前の画面に受験番号が表示されたら合格です。
2.合格者のみ教室で説明を受ける
不合格だった人は教室を出て、合格した人そのまま教室で説明を受けます。この先、合格者全員の団体行動になります。
誰が受かって誰が落ちてというのがバレバレなので嫌でした・・知っている人いなかったからいいけど。
3.講習料と交付料を支払う
料金支払いの窓口に移動し、原付講習受講料4,500円+免許証交付料2,050円=6,550円を支払います。
暗証番号カードを作っていなかった人はこのタイミングでも作れますが、すぐできるしカードと言っても紙なので試験が終わり次第作った方が良いです。
4.免許用写真を撮る
休憩なくすぐに写真撮影です。人数にもよりますが、あっという間に終わります。
私の時は撮影の後にトイレ行く機会がありましたが、合格発表の前に済ませておくのが無難です。
5.別の教室で軽く説明を受ける
6.ヘルメットとプロテクターを身に着けて教室を出る
題名の通りです。
もし外が寒そうだったら上着の上からプロテクターを身に着けたほうがいいかもしれません。普通にこの後屋外に出るので。
3月の私が行った日は上着要らないと言われました。日差しがあって暖かいけど風は冷たいなーと思いました。
7.外へ行き、バイクの練習場へ行く
8.バイクの練習をする
複数人の講師の人が教えてくれます。
基礎中の基礎から始まるので、誰でも乗れるようになります。
スクータータイプの原付でした。
9.教室に戻り、座学を受ける
この時は教室に戻った時に短いトイレ休憩がありました。
その後、講師の人の話を聞いて、DVDを観ました。
10.交付用の部屋に行き、免許証を受け取る
題名の通りです。
11.機械で間違いがないか確認して終了・解散
機械でしか見れない情報(本籍)があるので、機械で確認します。
間違いがなければそれで終了です。お疲れさまでした。
ざっくりとまとめ
詳しくはさかのぼってご覧ください。
公式サイトも確認してね。
持ち物
- 住民票の写し(本籍あり)
- 申請用写真(縦3cm×横2.4cm)
- 本人確認書類
- お金(1万円あればOK)
試験について
受験資格:16歳以上
受験日:平日
合格基準:9割
試験時間:30分
勉強に使用した問題集:原付免許(ズバッと本試験)型問題集(Amazonリンク)
当日の流れ
受付→適性試験(9時5分まで)→学科試験(受付9時15分まで)→合格発表→(合格)→写真撮影→バイク講習→座学→免許証交付
さいごに
3月は混んでました。9時5分までの適性試験受けるのに長蛇の列だったので不安になってしまいました。空いている時期に行くか、時間に余裕を持って行きましょう。
ところでペーパードライバーになる前提で取った原付免許ですが、実はほかに小型特殊免許というものがあります。これは原付講習の講習料がかからないので安く済み、かつたぶん早めに終わります(写真撮影まで原付の人たちと一緒に行動)。ただ小型特殊専用の問題対策がし辛く(問題集がほとんど売っていない)、9割という合格ラインを超える自信がなかったので原付にしました。
こんなものもありますよ、という紹介でした。
これで終わります。ここまで読んでくださりありがとうございます。長くてすみません。
参考になれば幸いです。
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