高校生向けの囲碁大会まとめ
高校生対象の大会は大きく3つあります。
- 高校選手権大会
- 高校選抜大会
- 高校総合文化祭囲碁部門
それぞれの大会について解説していきます。
高校囲碁選手権大会
正式名称は文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権大会です。夏の全国大会です。
野球で言うと甲子園にあたる大会です。
これが1番大きな大会であり、ベスト8からはトーナメント戦が行われます。
1位から8位まで表彰されます。
出場校・出場者
各都道府県で予選大会が行われ、団体戦代表校男女1校ずつ、個人戦代表者男女1人ずつ(例外あり)が選抜されます。
※例外:前年度優勝校・者を出した都道府県は増枠、東京都枠は2校
※県によっては出場校が少なく、予選大会が無い県もあります。
大会形式
予選リーグ(6校づつ8組)⇒決勝トーナメント(8校)
6校からなる予選リーグの1位が決勝トーナメントに進出できます。決勝トーナメントは8校からなり、1位から8位まで決めます。
大会情報
開催地:東京都、日本棋院
開催時期:7月下旬(3日間)
大会スケジュール:1日目団体戦の予選リーグと決勝トーナメントの2回戦まで。2日目は団体戦の決勝トーナメントの最終戦と個人戦の予選リーグまで。3日目は個人戦決勝トーナメント。(団体戦と個人戦、重複して出ることが可能)
対象者:高校生
高校選抜大会
正式名称は全国高等学校囲碁選抜大会です。春の全国大会です。
野球で言うとセンバツにあたる大会です。
この大会で特徴的なところは、9路盤の部が開催されるところです。
都道府県大会からブロック大会を経て選抜大会となります。
1位から5位まで表彰されます。
大会形式
スイス式リーグ戦
スイス式リーグ戦とは、リーグ戦だが全部と対戦するわけではなく、勝ち同士負け同士対戦していくやり方。今回は16校(人)で4回戦あるので、全勝が1校(人)・3勝1敗が4校(人)・2勝2敗が6校(人)・1勝3敗が4校(人)・全敗が1校(人)となる。
同じ勝ち数では、対戦相手の勝ち数の合計が大きい方が上の順位となる。つまり、強いところと当たった方が有利。
出場校・出場者
都道府県大会を勝ち上がると地方大会(ブロック大会)があります。
地方大会で勝ち残った計16校(団体戦)と個人戦19路盤の部16人、個人戦9路盤の部16人が全国大会である選抜大会に出場できます。
ブロック大会の基本枠の数は、下の表をご覧ください。
ブロック名 | 都道府県数 | 枠数 |
北海道 | 1 | 1 |
東北 | 6 | 2 |
関東 | 8 | 2 |
東海 | 4 | 1 |
北信越 | 5 | 1 |
近畿 | 6 | 2 |
中国 | 5 | 1 |
四国 | 4 | 1 |
九州 | 8 | 2 |
合計 | 47 | 13 |
そして、前年度の実績が3位までに入っていたら入った分だけ枠が増えます。
都道府県大会⇒ブロック大会⇒選抜大会
となるわけですね。
ブロック大会の関東ブロックはなぜか8都県です。通常の関東一都六県に山梨県が加わります。
大会情報
開催地:大阪府、大阪商業大学
開催時期:3月の下旬(2日間)
開催スケジュール:1日目団体戦、2日目が個人戦(団体戦と個人戦、重複して出ることが可能)
対象者:高校1年生・2年生
高校総合文化祭囲碁部門
私はこれに出たことが無いので、詳しくは知らないです。
話を聞く限り、とても楽しそうな大会です。
出場者
各都道府県から団体戦1チーム(男女合わせて3人)のと個人戦男女1人づつ、計5人が出場します。
各都道府県ごとに選出方法は異なります。
例として東京都は、4月の下旬に行われる男女別の個人戦でそれぞれ上位1人または2人計3人がが団体戦メンバー、次点が個人戦メンバーとして選ばれます。
大会情報
開催地:年ごとに異なる。毎年異なる都道府県で行われる。
開催時期:8月
対象者:高校生
まとめと補足
高校生対象の大会の3つについて解説してきました。
- 高校選手権大会
- 高校選抜大会
- 高校総合文化祭囲碁部門
補足として、選手権大会と選抜大会は男女別で、文化祭のみ団体戦は男女混合で個人戦は男女別です。
また、選抜大会はスイス式リーグ戦という、初見殺しな形式をとっています。慣れれば順位の予測がつきますが、最初は意味わからなかったです。今回載せた説明は簡易的なものなので、いずれ詳しく説明したいと思います。
選手権大会と選抜大会は同じ高校の囲碁大会ですが、中身は全然違います。会場も対局数も順位の付け方も。どちらの大会にも良いところ・そうでないところがあり、とても楽しかったです。
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